難問揃いですが、無料で楽しむことができる問題ばかりですので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
間違い探しのやり方・ルール
間違い探しとは、複数のよく似た絵の中から異なる箇所を探し出すパズルゲームです。
基本的な出題形式の例を挙げると…例えば、「美味しそうな手作り弁当」の絵が2枚あったとします。
2枚の絵をよく見比べてみると左の絵は「奥のおにぎりの海苔が小さい」、右の絵は「大きい」といった具合に、2つの絵の異なる点を探していきます。
みんなで取り組み正解の速度を競ったり、制限時間を設けるなどすると、よりゲームとして盛り上がるでしょう。
上級編はどんな人におすすめ?
上級編の間違い探しは、初級編・中級編と比べて…探すべき違いの数が多かったり、絵も細かくなっているため、違っている点を探すこと自体も一筋縄ではいかなくなっています。
「残りの1つや2つが全然見つからない」というようなことも起こりやすく、若い人でも全問正解するには苦戦してしまうのも珍しくはありません。
隅々までよく絵を見て根気よく間違いを探す必要があるため、「間違い探しが得意な人」や「中級編に取り組んでさらに難しい間違い探しに挑戦する自信がついた人」はぜひ挑戦してみてください。
間違い探しの効果とメリット【4つ】
(1)認知症予備軍だったらまだ引き返せるかも!?物忘れの予防・改善が期待できる
みなさんは「MCI」という言葉をご存じでしょうか。
MCI(=Mild Cognitive Impairment)を簡単に言えば、「認知症の一歩手前の状態(認知症予備軍)」です。
みなさんは、「ちょっと前のことをなかなか思い出せない」といった経験をしたことはないでしょうか。例えば、「物を置いた場所を思い出せない…」「ついさっき聞いたはずの待ち合わせ時間が思い出せない…」といったことです。おそらく、多くの高齢者が似たような経験をしたことがあるでしょう。
このMCIの段階で何らかの手をうてば、認知症に進行するのを抑えることができます。
逆に言えば、そのまま放置しているとほとんどの人がそう遠くないうちに認知症になってしまう可能性が高い状態です。
年相応の物忘れは高齢者であればあってもおかしくはありませんが、「年だから」と言い訳せず、「忘れてしまう」という自覚症状があるうちに認知症予防に取り組んでみましょう。
(2)集中力や注意力も維持することができる
私たちは日常生活の何気ない場面で「集中力」や「注意力」を発揮しています。
例えば「家事を行う」「運転をする」「階段を昇降する」といった日常的な動作にも集中力や注意力の維持は欠かせません。これらが欠けてしまうと思わぬところでの怪我や事故に繋がり、自立した生活を送ることが困難になってしまう原因になるかもしれません。
(3)予測する力を育てる
上級編まで間違い探しを積み重ねてきたみなさんであれば、「このあたりに違いがあるんじゃないか」という予測を立てたり、想像することができるようになってきたのではないでしょうか。
脳トレの場面においては、それが正解であっても不正解であっても構いません。何かを予測するという能力を育てることは、日常生活を維持するために役立ってくるでしょう。
(4)転倒や躓きを予防して元気に暮らすための要素の1つになる
転倒や躓きを予防するためには、運動による筋力の維持が欠かせません。しかし、躓きや転倒の予防には筋力以外にも大切なものがあります。
それは「空間認識能力(spatial reasoning capacity)」というものです。「空間認識能力」とは、物体の形や方向・距離感や大きさなどを把握するための能力を指しています。
私たちは歩いている時に目の前に障害物があれば避けたり、段差があれば引っかからないように意識して足を挙げることができます。
これにより転倒や躓きを予防していますが、空間認識能力が低下するとそのような対応が上手くできなくなって転倒したり、慣れているはずの道なのに間違えてしまったりといったことが起こる可能性があります。
そんな重要な空間認識能力を維持・向上させるのに役立つ脳トレこそが「間違い探し」です。
2つの絵から違いを探すというシンプルなルールではありますが、その積み重ねが空間認識能力の維持や向上につながります。
激ムズ・上級編!間違い探しクイズ【難問ぞろい】
さいごに
間違い探しで脳トレを行うことは転倒予防などにも無関係とは言えず、自立した生活を送っていくために必ず役立つでしょう。
今回の上級編の問題に正解することができた人は、「脳トレの上級者として」自信を持って様々な脳トレに挑戦し、脳も体も元気な状態を保っていってください。
あまり正解できなかった人もそこで諦めないでください。