無料で楽しむことができる問題ばかりなので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
間違い探しのルール
間違い探しとは、複数のよく似た絵の中から異なる箇所を探し出すパズルゲームの1種です。
基本的な出題形式の例を挙げると…例えば、「砂の中から顔を出しているチンアナゴ」の絵が2枚あったとします。
2枚の絵をよく見比べてみるとAの絵は「チンアナゴが笑顔である」、Bの絵は「チンアナゴが不満そうな顔である」といった具合に、2つの絵の異なる点を探していきます。
みんなで取り組み正解の速度を競ったり、制限時間を設けるなどすると、よりゲームとして盛り上がるでしょう。
初級編はどんな人におすすめ?
初級の間違い探しは2つの絵の違いが分かりやすく、探すべき違いの総数も少ないのが特徴です。
間違い探しが苦手な人・慣れてない人がいきなり難問に挑戦すると解けなくて挫折してしまう可能性もあるため、まずは簡単な初級編から取り組んでみるのがおすすめです。
簡単な問題であれば、苦手な人でもそれほど時間はかからないため途中で集中力が切れてしまうようなこともあまりないでしょう。
簡単な問題であったとしても「全部見つけることができた!」という成功体験は気分が良いものであり、次の難易度にステップアップしていくためのモチベーションアップにも繋がるでしょう。
また、高齢者の脳トレだけではなく、子どもが楽しく遊ぶレクリエーションとしての活用もしやすいのが初級編の問題のメリットです。
また、高齢になると視力の問題で細かい文字が見えづらくなる人も多くいます。
間違い探しも難易度が高いものになると絵が細かく、目が見えづらい人にとっては苦戦する要因になってしまうでしょう。
間違い探しの効果とメリット【3つ】
(1)「少し前に聞いたはずのことが思い出せない…」そんな物忘れ症状の改善や予防の効果が期待できる
年を重ねると日常生活の中で、「ちょっと前のことが思い出せない」という経験が起こるのは人間としては自然な老化現象の1つです。
例えば、「家族から最近の物忘れについて指摘された」「携帯電話などを置いた場所を忘れて探し回ったことがある」などです。おそらく、多くの高齢者が多かれ少なかれそのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
年相応の物忘れであればその場では思い出せないとしても、時間が経てば後から思い出すことができます。
しかし、そこから物忘れが進行して認知症になってしまうと「忘れた」という自覚すらなくなってしまうため、少し前のことを覚えること自体が困難になってしまいます。
このような「少し前のこと」に関する記憶を「短期記憶(Short-term memory)」といいます。
短期記憶は、読んで字のごとく保持される時間が短い記憶であり、頭に残っているのは数10秒から1分程度とされています。認知症を予防するためにも、このような短期記憶を鍛えることが重要になってきます。
(2)集中力や注意力が鍛えられる
人間は年を重ねると、若い頃よりも注意力や集中力なども低下していくものです。
子どもの頃は学校の勉強や宿題などで、若い頃は仕事で集中して脳を働かせることが日常的にあったかと思います。しかし、高齢になって仕事も引退して家で過ごすことが増えた…など活動や他者との交流の機会が減ると、それだけ脳を働かせる機会も減っていってしまいます。
間違い探しで2つの絵から異なる点を見つけるためには、短時間ではありますが、よく注意して絵を見て集中して取り組む必要があります。
(3)転倒の予防・改善に繋がる
転倒を予防するためには、足腰の力が欠かせません。
足腰の力は運動で鍛えるものであるため、無理のない範囲で運動をすることも勿論重要な要素になってきますが、それ以外にも重要になる要素があります。
それは「空間認識能力(spatial reasoning capacity)」というものです。
「空間認識能力」とは、物体の形や方向・距離感や大きさなどを把握するための能力を指します。私たちが何かに躓いたりぶつかることなく歩いたり、自動車や自転車に乗ることができるのも空間認識能力が保たれているからです。
空間認識能力が低下すると、慣れているはずの道でも間違えてしまったり、物にぶつかりやすくなるなどの危険があります。そうなってくると、足腰の力がそこまで弱っているわけではなくても転倒などによる怪我に繋がる可能性もあります。
この空間認識能力は、私たちが子どもの頃は外で元気に走り回って遊ぶことで鍛えられてきたものでもあります。しかし、高齢者に子どもと全く同じ鍛え方ができるかというと難しいでしょう。
そこで役に立つものこそが、「間違い探し」です。
2つの絵から違いを探す…言葉にしてしまえばシンプルですが、この作業の積み重ねが空間認識能力の向上につながります。
初級編!間違い探しクイズ【簡単・脳トレ】
さいごに
間違い探しは単なる暇つぶしというわけではなく、脳トレ問題としても手軽でなお且つ様々な効果があることがお分かりいただけたかと思います。
間違い探しが苦手な人・間違い探しを何年もやっていない人・集中力に自信がない人などは、まずは初級編からスタートしても恥ずかしいことではありません。
誰しも得意なこともあれば苦手なこともあるため、苦手なことへ挑戦する第一歩としては初級編の問題は最適です。